2007年1月22日月曜日

モテない私とブームの関係

ブームというものは自然発生するものではなく、それをプロデュースする者達に
よって造り出されるものである。
受信オンリーな愚かな消費者達は疑うことなくほいほいとその策略にのっかり
金を注ぎ込む。その様を見てブームの造り手達は笑いが止まらないことであろう。
だが最近は過度な消費により飽和状態で、造り出されるブームにも無理矢理なものが多い
ように感じるのは気のせいだろうか。

基本的に世のブームに私は無縁である。
女性をターゲットにしたカッコいいエロなどエロをオナニーでしか消費できない私には
なんら意味無いものであり、街で見掛けるエビちゃん的巻き髪などその感触をこの手に
味わうことなど永遠に無いであろう。

しかし、そんな私にも看過できないブームがある。
それはアダルトビデオ業界の「芸能人AVデビュー」ブームである。
範田紗々、南つかさ、櫻井ゆう子など、ここ半年くらいであろうか、矢継ぎ早にリリース
され、まだまだ続きそうな気配である。
だが、私も含め大勢のAVファンが彼女達が芸能人であったことを知ったのは
彼女達がAVデビュー後のことだ。

容姿も他のAV女優達に比べて抜きん出てるわけでもない。
それなのに業界をあげて全押ししてくる背景にはどのような事情があるのだろうか?
私はそこには最近のAV女優の美のインフレーションによる飽和が背景としてあると思う。
最近のAV女優達は実に美しい。TVやグラビアで活躍しているアイドルと比べても
なんら遜色無いし、むしろそれ以上といっても過言ではない。
もはやアイドル並みの可愛さという価値はAVファンの消費欲望に訴えるものでは
無くなってしまった。
そんな中で業界が新たに造り出した価値が「元芸能人」という肩書きであろう。
そしてその価値も消費され摩滅していくことであろう。

その業界が煽る芸能人AVデビューブームにどっぷり浸かっているのはなんてことない、
この私である。芸能界とアダルトビデオ業界が繋がっているということが私のエロースを
刺激してやまない。

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